自分の力で稼ぐ事(ニートからの卒業)

これからの投稿では、今までの仕事の中で印象に残った事を掘り下げて行こうと思ったのですが、今の時点で1000件ちょっとのアクセス件数でも、自分のページがヒットする検索キーワードに一定の傾向がある事が分かったので、このキーワードから元ネタを考えて行きたいと思います。
それでも見に来て頂ける事自体が、大変うれしい事です。有り難うございます。


■何をして喰っていけば良いのか分からない

さて、第一弾は「ニート」です。
自分もこの投稿で、無収入の間、しばらく親元でくすぶってた話を書きました。まぁ肩身が狭かった事ったらなかったです。丸井のカードは限度額ぱんぱん、外に遊びに行くにも金がなく、遊び仲間におごってもらったり貸してもらったり。で、ろくな収入源がないので借りた金は返せずと、それ人としてどうよというところまで行きました。親からも「専門学校も中退しやがってこのやろう。もう親として出来る事はない。何でもイイからとにかく就職しろアホ」等といわれまくっていました。
しかし、その時はすぐにお金になるような事と、自分のやりたいと思ってた事が全くリンクせず、「こんな状態で「就職」という型にはめられるのは絶対嫌だ」ぐらいの勢いでした。ちなみにそのときのやりたいこと「バイクのレーサー」と、今でいう中二病全開状態(その後就職してもしばらくは、バイクで喰って行く道が無いものかとあがいていました)。

しかしその後は先の投稿にもあるように、バイト先のつてであっさりゲーム会社に就職と、それまでかたくなに拒んでいた就職を受け入れる事が出来ました。自分でも驚くくらいに。一体何で気が変わって就職する気になったのか?
半分以上は不純な動機だったのですが、実は「就職に対する」漠然とした不安から、自分の気持ちの中で「就職」に対して上がりまくっていたハードルがすこっと下がった事が後押しをしたのです。

振り返ってみると、当時は就職して、働いて、お金を稼ぐ、という一連の事に対するイメージが湧きませんでした。人間は、自分が理解出来ないものには、本能的に警戒心を抱くもんですよね。そんなメンタリティからニュース等のメディアから入ってくるネガティブな話ばかりが頭に残り、一度就職したらもうそこから逃げ出す事は出来ないくらいの思い込みをしてしまっており、自分で自分をがんじがらめにしていたところが多々ありました。



■イメージがわかないのなら、何でも良いからとりあえず稼いでみよう


しかし、よくよく考えてみれば、別に就職したからといって、それ自体で大けがをしたり生死に関わるような事になる訳ではないのです。で、嫌なら仕事を辞めてしまえばいいのです。お金が必要であれば、別に就職しなくても、バイトで稼げばいいのです。

自分の場合は惚れた女の子がその事実に気付かしてくれ、下心が更に後押しをしたのですが、こんなケースはまれだと思います。しかし、何も気がつくきっかけは女の子や下心である必要は無いのです。自分の身近にいる友達やバイト仲間、場合によっては2chみたいなネット上であおってもらうのも全然アリです。
ちなみに、余り距離が近すぎるとうまく行かないと思います。例えば、自分は自分の事を身近に知る親のアドバイスはまともに聞けませんでした。適度な距離感がある人に、無責任に背中をついてもらう位の方がちょうど良いような気がします。

就職したゲーム会社は2年弱で潰れ、周りの友達からは「不憫な人」扱いをされましたが、自分はこの2年弱の経験で「自分の力で稼ぐ事が出来る」事を実感し、その後の自分にとって大きな糧になったのでした。なお、必ずしも勢いで就職した先でうまく行くとは限りませんが、こればかりは飛び込んでみないと分かりません。しかし、さっきも書いたように、気に入らなければやめてしまえば良いのです。当たればラッキーくらいのつもりで望めば、就職先の選択にしくじったとしても、我慢して心が折れてしまうまえにすぱっと見切りをつけられるのではないでしょうか。

見た事も体験した事も無いような事を頭の中で想像を膨らまして、そのイメージにとらわれて身動き取れなくなってしまうくらいだったら、まずは自分で体を動かしてみませんか。自らの手で稼ぎをあげるプロセスを踏むことで得られる自信は、何事にも代え難いと強く思うのです。


■まとめ

さて、上記の経験から、もし今これを読む貴方がニートで、この状況を脱出したいと思っているのであれば、以下の方法をお進めします。


  • まずは何でも良いのでバイトからはじめましょう。自らの力で稼ぐ事に対する良い入門になります。
  • 仕事仲間を作りましょう。皆で同じ環境で共通の目的に向かって仕事をして行く中で、それ自体がネタとなりコミニュケーションが促進されるのではないかと。
  • 嫌ならやめてしまいましょう。で、とっとと次の仕事を見つけましょう。
  • 考えても考えても結論が出なさそうな事に、思い悩むのはやめましょう。時間の無駄です。考えてもダメなら、一か八かで動いてみましょう。
  • お金がないなら、まずは親元パラサイトの状態から仕事やバイトを始めても全然構わないと思います。ただ、自分の道楽に使う金は、自分の労働対価内におさめましょう。足りないのであれば、もっと稼げる方法(自らのパフォーマンスアップ(稼ぐ力を増やす事)も選択肢に含む)を模索しましょう。

■注意:通用するのは良くて20代まで

これは自分の若かりし頃の経験に基づき書いていますので、今時点でどこまで通用するかは分かりません。当時はバブルが崩壊した直後で、環境的には決して良いとはいえない状況ではありましたが、今よりは余裕があったような気がします。しかしメディアで「日本は不景気で仕事を見つけるのが難しい」といわれている状況が、本当に自分の身近でもその通りなのかと言い切れるのでしょうか。それには自らが動いて自らが検証する必要があると思うのです。
また、このノリが通用するのは20代が限界と思います。さすがに30代になると、あらかじめ次の転職先を押さえる等の準備をせずに、「嫌ならやめてしまえば良い」という勢いで本当にやめてしまうと、後々自分の首が絞まってくる事にもなりかねません(自分の事を棚に上げて、敢えて書いておきます)。


ここまでご覧頂き、有り難うございます。
当エントリを含め、これまでの転職履歴で得た経験から、仕事に向かい合う為に必要なテクニックや、メンタリティ・思いを抽出し、「お仕事サバイバル」のページにまとめました。
また、「お仕事サバイバル」のネタ元となる、就職からアラフォーの現在に至るまでの8回に渡る転職履歴について、「転職履歴」のページにまとめています。 
それぞれ、あわせてご覧頂けますと幸いです。

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