家族持ち40代のおっさんが、この先20年をどうやって生き延びるか考えてみた

前回のエントリを書いてて思ったことをつらつらと。

求人自体は昨年より増えているけども、その質は30代の頃に比べ確実に劣化している...現状の年収を維持できるような求人自体がまず少ない。


■転職を重ねて生き延びる?

そりゃそうだ。決して大きくはない会社だが一応役職は部長、年収も業績変動の割合は大きいものの、相応にもらっている。かつ、40過ぎ。自分が30代の頃、人手が足らないから人材の増強をお願いしたいと考えた時、40代に乗っかった部長を誰が欲しがるんだろうか。

そうなのだ。よく求人には「マネジメント経験」を優遇するような事が書いてあるけども、それは係長からせいぜい課長級なのだ。ただでさえ社内でも課長から部長に昇格するのはハードルが高いのに、そもそも外部から部長を調達するなどという事は、新規事業を起こすとか、たまたまそのポストがぽっかり空いてしまったなど、余程のことがない限り早々募集しているものではない。

かと言って、ランクを落として応募できるかというと、ランクを落とさなければならないほど現状がネガティブでない限り、なぜわざわざそんな事をする必要があるのかというお話である。昨年所属部署が統廃合され、地方に飛ばされそうになったときは、覚悟はしたけども。

今後年収やポジションUpを狙ってポジティブに転職しようとするなら、もうOne Chanceを狙うしか無いんだろう。

前回の求人にも、リクナビ経由の人材斡旋会社からのdirectorランクのものが含まれていたけども、会社名もレターも英語だった...最近良く言われていることだけど、やはり上を目指すんであれば英語は必須ということなんだろうね。頑張らないと。


■今の会社で生き延びる?

一方で、今の会社はどうか?
業界としてみると企業間の競争が非常に激しく、そのせいもあってか転職してから2度リストラが掛かっており、かつ2度めは引っかかりかけたことを考えると、決して安定した職場環境とは言えない。ただ、今まで仕事してきた先も別に大企業というわけではないので、今までの会社に比べて悪いわけではないけども。

いちおう部長やってるので、経営に関する数字は大概入ってくる。経営目標達成に必要なリソースも、筋を通せば予算をあてがってくれる。フリーハンドが大きく、今仕事してて割と楽しい。

でもこの先60歳まで会社が生き残っているかと言われると...自信はない。今から20年前(windows3.1の出始めで、皆まだ携帯を持っていなかった頃)を考えると、20年先のことなんてとても想像できない。

といいつつ、現状では今所属している会社に賭けている。20年後まで会社ごと生き残れるよう何とかやるしか無いと。若い世代から見たら会社にしがみついているようでみっともないかもしれないけども、このままぼーっとしていて会社ごと干上がるか、泣く泣くランク下げて転職するよりははるかにマシだろう。

あとは起業か。今のところほぼ考えていない。会社でサービスを金に変えるまで一通りのプロセスについてある程度体得できたら考えるけども、効率よく金に変えられるようなサービスを思いつかない。何より家族もいるし、子供もまだ小さいのでリスクを取れない。
現状では所属の会社を土台に、それなりの自己実現を模索するほうがbetterと考えている。

あー今所属している会社でIPOしないかな。というかするところまで持っていけないか。そしたら人生の選択肢が一気に増えてラクなんだが。

ということで、自分の40代になって生き延びるためにやるべきことは、「所属の会社でIPOを目指す(主体的に持っていく)」と「外人のヘッドハンターから良いお仕事をもらえるようにビジネス英語を習得する」という結論になりました。ハードル高。

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当エントリを含め、これまでの転職履歴で得た経験から、仕事に向かい合う為に必要なテクニックや、メンタリティ・思いを抽出し、「お仕事サバイバル」のページにまとめました。
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