さて、めでたくニート状態に逆戻りした自分は、しばらくコンビニで学生バイトに囲まれながら楽しく過ごしていたのですが、会社員に比べると稼ぎが少なく、自分の中でこのまま行くともう駄目かもね感が高まって来たので職探しをはじめました。
しかし、いかんせんゲーム開発会社の退職が自分の中でショッキングすぎて身が入らず、求人誌をバラバラめくってたところ、エンジニアの人材派遣のページが出てきました。
今でこそ派遣という雇用形態は、立場や待遇を問題とされ、自ら進んで選ぶ選択肢ではないというような世間的な雰囲気がぷんぷん漂っていますが、当時はまだバブルがはじけたとはいえ、「職業選択の自由、あははん♪」なんていうCMが流れまくっており、特定の会社に所属せず方々の会社を巡りながら稼ぐ生き方にも、それなりに魅力が感じられる時代でした。
稼ぎはエンジニアの派遣で時給2000円程度と、コンビニのバイトと比べると倍以上!直近の相場※を見ると、今も大して変わっていないようですね。むろん件数や求められるスキルは、自分が登録した頃に比べれば様変わりしているだろうと思いますが。
※自分は関東圏で仕事してますので、相場もリンク先の関東圏との比較となっています。
登録の流れはおおむねリンク先と同じでしたが、当時(今も?)派遣会社を利用するのは女性が中心であり、男性でかつ一般事務ではなく技術者の利用はまれ※だったようで、先方のスタッフが終始ぎこちなかった事が思い出されます。かえって自分もなんだか申し訳なさいっぱいで終始恐縮していたのですが、そのせいか、登録後に見せてもらった紹介可能な仕事リストを見ると明らかに売り手市場であり、おかげで間もなくはじめての派遣先もさっくり決まったのでした。
※今では技術職専門部署を設ける派遣会社も多数あるようです。