マイクロソフトユニバーシティは大変盛況で、当初、WindowsNTのバージョンが3.5に上がったあたりから自分が研修を頻繁に担当する様になったのですが、これが4.0になったころには、担当する研修の殆どがWindows関連で占められるようになったのと同時に、受講者の指向にも変化が感じられるようになりました。
それまでは、研修を通してはじめて製品に触れ、製品がどんな機能を持ち、具体的にどのような活用が出来るのか、という、どちらかというと調査の一環として受講をする方が多かったのですが、WindowsNT4.0の研修が始まる頃には以下の指向を持つ受講者が増加しました。
時間の経過に伴い上記の傾向が一層進む中、ありがたいことに派遣先の幹部社員の方から「社員にならないか」とお誘いを頂きました。
が、しかし、当時の自分は上記の傾向の変化に対し、今後どのように身を振っていくか悩んでいる最中だったので、すぐには気の良い返事をすることが出来ませんでした。
以下が、当時考えられる道でした。
1.このまま、より「受験対策」的な方向に特化した引き合いの流れに乗っかって、インストラクターを務めあげる。実業務を経験しないと体得が難しいノウハウの取得は、可能な範囲に留める。
メリット:
社員の誘いを受けていることもあり、苦労せずとも安定した職を得られる。
デメリット:
先々今と同じ悩みで転職したくなっても、今より条件が厳しくなる。例えば30過ぎで、いくらMCP資格を所持していたとしても現場未経験のおっさんを誰が臨んで採用するか考えれば自明の理。
2.一旦PCインストラクターを止めて現場に出て、実業務を経験しないと体得が難しいノウハウの取得に努める。
メリット:
新しい業務へのチャレンジはタイミングが良い。20代後半という年齢的から考えると、チャレンジが遅れれば遅れるだけ不利になる。
デメリット:
臨む職場が見つかるか否かは、やってみないとわからない。正社員になることで、かえって年収がダウンする可能性もあり得る。
実は、セミナーが盛況で出張や残業等が頻発していたこともあり、当時年収が600万近くに達しておりました。それに比べ自分の職歴の背景が、低学歴でかつ職歴の半分以上が派遣では、いくらMCPを所持していたとしても派遣社員の収入を超えることが難しいことは、容易に想像が出来ました。
さて、当時の自分はどの選択をしたのでしょう…
ここまでご覧頂き、有り難うございます。
当エントリを含む、就職からアラフォーの現在に至るまでの8回に渡る転職履歴について、「転職履歴」のページにまとめました。
また、これまでの転職履歴で得た経験から、仕事に向かい合う為に必要なテクニックや、メンタリティ・思いを抽出し、「お仕事サバイバル」のページにまとめ直しました。
それぞれ、あわせてご覧頂けますと幸いです。
それまでは、研修を通してはじめて製品に触れ、製品がどんな機能を持ち、具体的にどのような活用が出来るのか、という、どちらかというと調査の一環として受講をする方が多かったのですが、WindowsNT4.0の研修が始まる頃には以下の指向を持つ受講者が増加しました。
時間の経過に伴い上記の傾向が一層進む中、ありがたいことに派遣先の幹部社員の方から「社員にならないか」とお誘いを頂きました。
が、しかし、当時の自分は上記の傾向の変化に対し、今後どのように身を振っていくか悩んでいる最中だったので、すぐには気の良い返事をすることが出来ませんでした。
以下が、当時考えられる道でした。
メリット:
社員の誘いを受けていることもあり、苦労せずとも安定した職を得られる。
デメリット:
先々今と同じ悩みで転職したくなっても、今より条件が厳しくなる。例えば30過ぎで、いくらMCP資格を所持していたとしても現場未経験のおっさんを誰が臨んで採用するか考えれば自明の理。
メリット:
新しい業務へのチャレンジはタイミングが良い。20代後半という年齢的から考えると、チャレンジが遅れれば遅れるだけ不利になる。
デメリット:
臨む職場が見つかるか否かは、やってみないとわからない。正社員になることで、かえって年収がダウンする可能性もあり得る。
実は、セミナーが盛況で出張や残業等が頻発していたこともあり、当時年収が600万近くに達しておりました。それに比べ自分の職歴の背景が、低学歴でかつ職歴の半分以上が派遣では、いくらMCPを所持していたとしても派遣社員の収入を超えることが難しいことは、容易に想像が出来ました。
さて、当時の自分はどの選択をしたのでしょう…
当エントリを含む、就職からアラフォーの現在に至るまでの8回に渡る転職履歴について、「転職履歴」のページにまとめました。
また、これまでの転職履歴で得た経験から、仕事に向かい合う為に必要なテクニックや、メンタリティ・思いを抽出し、「お仕事サバイバル」のページにまとめ直しました。
それぞれ、あわせてご覧頂けますと幸いです。