ユニクロとamazonの経営者って似てないか?

今回は短めで。

今仕事してて楽しいので、転職ネタについては会社が傾くなどの外的要因か、余程の好条件が無い限り書く頻度は減ると思います。が、こういう面白い記事が出ていたりするので、気が向いた時に元々の転職や仕事環境のネタも取り上げていこうかとも思っています。

http://newclassic.jp/archives/2439

この記事見てると、ユニクロの柳井氏も、後継者とされていた玉塚氏澤田氏と決別し、世論を華麗にスルーしつつ、独自の道を突っ走っている様がそっくり(業績はまるで別物だけど)。

特にこの記事で印象に残ったところを抜粋。

彼は、社内の創造性を高めてイノベーションを起こそうとはしない。むしろ彼は従業員を徹底的に使い倒すことで、彼の頭の中にある世界を実現するタイプの経営者だ。(そして、そのことに批判も多い。アマゾンの倉庫や流通における労働環境はしばしば問題になる)彼のストイックな経営スタイル、そして、徹底的に価格やサービスそのもので勝負をする姿勢こそが、盤石な帝国をつくり出している。
そして、市場は彼のスタイルを明らかに信頼しているのだ。

やっぱね、儲けている会社は決して社員にやさしくないんですよね。こういう会社からは「慈善事業じゃねーんだコラ」という声が聞こえてきそう。

あ、別に目の敵にしているのではないですよ。
宮仕えの身としては、仕える先の人(経営者)がどんなキャラクターなのか興味があるので、これまでもこことかここでも書いたように何度か取り上げているのです。
特にユニクロはよく話題に上がってますからね。最近ではこんな記事が出てたし。



こういうのを読んでると、自ら起業して事業を成功させた経営者って、エキセントリックな人が多いんだろうなって思うんですよ。周りの人間ガンガン巻き込んで、自己実現の為にひた走る。経営者になるのは目的ではなく、あくまで自分の世界を実現させるための手段にすぎないと。

「偉くなりたい」「出世したい」で社長になった経営者は、逆立ちしたって歯がたたないんだろうな、としみじみ思いますわ。

先に出た玉塚氏澤田氏も、柳井氏の手の中ではうまくスケールしてきたんでしょうが、器を授かるまでには至らなかったんでしょうな。玉塚氏2005年に退任した際に「就任時に公約した、三年間で売上高四〇〇〇億円を奪回するという目標が未達となった責任を取る」とコメントされていたそうですが、この時に柳井氏は「二〇一〇年に売上高一兆円の世界企業になる」と公言していました。

3年で4000億の売上が未達となってしまった状況下で、5年後に売上を倍以上にしろというのも実に高すぎるハードルであり、玉塚氏からしてみればそりゃ社長無理筋ですわというのも理解できるのですが、3年遅れたとはいえ、柳井氏つい最近それを実現してしまいましたね。

昨年はそれまで世襲をしないと行ってきたところを撤回する可能性のある動きがあると報道されていましたが、経営者のエキセントリックなキャラクターや無茶ぶりを受け入れられるのは、実のところ血の繋がった息子だけだった、なんていう話かもしれません。


そうそう、Amazonも本屋から買えないものは無いくらいのe-commerceサイトに育ったんだから、ユニクロも自社のSPA・SCMやマーケティング力を活かしてIKEAFlying Tigerみたいにインテリアや雑貨やったら儲かるんじゃねーの?等と妄想するぐらい暇つぶしになりましたよ、この記事。