3回目のリストラが所属部署を直撃(´・ω・`) だがしかし...

以前の投稿」から時間も経過したので、自分自身の状況を整理してみます。

冷静に考えれば、これまでの一連の出来事は思いっきり「リストラ」であり、今までは「2回目のリストラ、そして40才を前にして」に投稿したように、かするくらいで何とか凌いでいたのですが、今回はモロに直球を食らった形になりました...

■衝撃のリストラ予告

内容としては、「こちらの投稿」に書いた通りなのですが、所属部署は「当局の急襲がきっかけで、システムの現場を外れる事に(後編)」に経緯を書いた通り、当局対応の一環として新設された部署であり、また部署長としても会社として望まれる結果は出して来たつもりでいたので、まさか統廃合の対象に上がるとは夢にも思いませんでした。

また、統廃合に伴い、「給与が下がらず現状維持となるが、ポストが無いため部長ではなくなる」との通達もされました。これをやられてしまうと、今後転職活動をする際にその経緯等を説明するのが非常に辛くなります。

そしてこれらに追い打ちをかけるように「部署統廃合に伴う地方拠点への転勤」もセットとなっており、自分にとっては何一つよい話が有りませんでした。

ということで、今までは野太く凌いで来た自分も

  • 所属部署が実質消滅
  • ポストが無いという理由で役職上降格
  • 地方拠点への転勤
の見事な3コンボに、昨日までと今日では見上げた空の色が違って見えるほどの精神的にキたのでした。

(実際には「転勤したくないでござる」などと辞令を断る余地は全くないものの)この内示に対する意思確認を受けた際、自分は嫁のうつ病や小学生の子供の事等が頭をよぎり、正式な辞令が出る直前まで返答を留保させてもらう事としました。

そして迎えた辞令発令予定とされる日の2日前。
この時点で明確に転職先が決まっていたわけではないものの、知人の紹介でひょっとしたら行けるかもしれないという当たりがついていた事も有り、また嫁の事を考えるとやはり転勤は厳しいと自分のなかで結論が出ていました。

とはいえ、紹介を受けても100%事がうまく運ぶ保証は何処にも有りません。なので、最悪単身で転勤をしつつも転職活動は続ける覚悟を決め、正直に「転勤は家庭の事情から厳しいので転職を考えているが、年齢から考えるとそうは簡単に見つからないと思うので、それまでの間はお世話になりたい」と話をしました。

するとどうでしょう。
翌日朝一から自分が所属する本部ではない、別の本部の執行役員から突然連絡が入り、「今までとは正反対の仕事になるけど、東京で新規事業部の立ち上げをやってみない?もしやる気有るんだったら社長に話を通すよ」というではありませんか!

先にあげた3コンボの全てがクリアになる保証があるわけではないものの、自分としては一番致命的だった「地方拠点への転勤」が回避されるだけでも御の字なので、そのお話をぜひ受けさせてほしいとフィードバックをしたところ、間もなく社長面接が設定されました。

社長面接では、自分の本音にズバズバ切り込んでくるような質問を受けながら、会社としての見解を説明頂き、晴れて先の執行役員がいう「新規事業部の立ち上げ」に参画する事になりました。

後で聞いた話だと、社長は自分の態度次第でNGを出す可能性もあったようで。これで胸のつかえが全て取れたわけではなく、本日に至るまでも気分的には全然すっきりしていないのですが、取りあえずうまい事話が進んで心の底からホっとしました。


■そして何とかリストラを回避

9月に入り一旦辞令が発令され、自部署はあえなく統合されました。結果、自部署はわずか数年で消滅した事になります...何とも切ない。会社の意思決定として頭では必要性を理解出来るのですが、それを個人として受け止めるのは辛いものです。

また、現時点では今回の選択が自分にとってよかったかどうか、全く判りません。ひょっとすると、このタイミングで転職の意思を明確にして、別の職場に転職していた方が先々になってよかったのではないかと思う日が来るかもしれません。

しかし、自分で今取り得る最良の選択と決めて話に乗り、また転勤回避という形で会社に貸しを作ってしまいましたので、こうなった以上、まずは与えられた仕事を確実にこなすしかないと思っています。

あ、でも転職活動自体は止めません。積極度は落とすものの、情報収集やレジュメの更新は継続するつもりです。先々新規事業部が立ち上がり軌道に乗ったら、やっぱ転勤よろしく!なんて事も十分に考えられますので。いざというときに取り得る選択肢を一つでも増やしておかないと。