【雑記】ダイソーの社長に見る、成功者≒偏執病?

現在業務多忙 & 嫁不調のため、短めに。

こちらのまとめを見て、ふと思った事。
ネガティブすぎて逆に凄いダイソー社長の発言
http://matome.naver.jp/odai/2133352151616394001
文面だけ見ると、ひたすら自虐的なおっさんに見えますが、(真偽はさることながら)こちらを見ると、昔から頑なに同じような訴えを繰り返していたようです。

そして、実際の経営オペレーションも(恐らくは)その危機感を背景とした厳しいものと見受けられます。
質問:100均 ダイソー(教えてgoo)
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1331353.html

こんな内容を見て、確かインテルの元CEOも同じような事を言ってなかったっけ?とふと思い出す。

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wikipediaを見ると、なかなか激しい方方だった様で。以下に印象深いエピソードを抜粋します。
強烈な個性となまりの強い英語で議論相手を徹底的に叩きのめすやり方には反発も多いが、産業界では部下の能力を最大限に引き出す「ハイ・アウト・マネジメント」として高い評価を得ている。一方、ジョージ・H・W・ブッシュ政権の無策ぶりに激昂し、当時の行政管理予算局長に「仕事も無いようで暇でしょうからこれでも練習して下さい」という手紙と共にバイオリンを送りつけたこともあった。
日本のメディアを賑わす社長の方々からも、同じような要素を感じるのです。例えば、ユニクロの社長しかり、ソフトバンクの社長しかり...

個人的に、これらの方に共通するのではないかと思うのが「パラノイア」、直訳すると「偏執病」気質なところ。

元の表現は、実際には病気までには至らない、もう少し軽いニュアンスらしいです。

皆、常人が「ここまでやるか」と驚くほどに、仕事への徹底的なこだわりを持っていらっしゃる様に思われ、ビジネス書では賞賛を受ける一方、恐らく一緒に仕事をされた方は、大変辛いのではなかろうかと。
また、人生経験において非常に苦労をされていたり、強烈なコンプレックスをもたれていたりというところも、共通するように思えます。

自分から見ると、これらのタイプの方は、どこまでとことんやっても、心の底から100%満足する事が一生無いのではないかと思わせるくらいに、良くも悪くもどん欲に見えます。おそらくずーっと満足されないのでしょう。また、一見穏やかに見えてもビジネスにおいては攻撃的であり、少なくとも温厚な人は誰一人としていないように思えるのです。

今の閉塞感漂う世の中、このような突破力がある人にリーダーシップを持ってもらう事を皆が切望していますが、ついて行こうとするとかなり大変なのに、持ち上げる人はその事に気がついているのか、時々気になりますね。

ちなみに自分はこのような気質の人たちは嫌いではありません。
こちらでも書いた通り、自分が転職8回目でお世話になった会社の社長もこのタイプ。当時側近にいた方は皆苦労されていました。
じゃ、これらの方の生き様が、これからの自分の人生に取って参考になるかといえば、勉強になる事は山ほどあるもの、生き様としては微妙...何故なら、タイトルのとおり、常人を凌駕する「偏執病」気質が前提となってしまうから。自らそこまで自分を追い込むことが出来るかといわれると、たぶん無理です。逆に、自分が追い込まれたときに参考にするとよいのではないかと。

あ、かのスティーブ・ジョブスもおそらく同じ気質では?
中古本で半値くらいまでになっているようなので、仕事が落ち着いたら読んでみようかな。

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という事で、社長本のアフィリエイトべたべた貼りまくってきましたが、ついでに自分が今まで読んだ中で一番共感出来た本をご紹介。

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当時の運輸行政と戦いながら、「宅急便」という新しいサービスを発明する過程には鳥肌が立ちました。社長本が好きな方にはおすすめです。

オチの無い投稿になってしまいましたが、雑記なので勘弁して下さい...
ではおやすみなさい。

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