流れに逆らうより流れに乗ってみる【加筆修正・再投稿】

先週は年度末のお仕事ピーク第1弾で、徹夜で帰って来た後ナチュラルハイ状態で、twitterとfacebookにくらだない内容を書き散らしまくってしまいましたが、週末にようやく一段落付きました。
4月の下旬まであと2発ほどピークが来るのですが、めげずにblogを書いていきます。

※よくよく読み返してみると後半部分が支離滅裂の文書になってしまっていた為、大幅に加筆修正しました。初版をお読みになった方にはお詫び致します。眠くて頭おかしくなってたか?!・・・申し訳ありませんm0m


■あの時違った選択をしていたら・・・

転職履歴」のページから、今までの転職でサラリーマン人生のターニングポイントになった出来事を纏めてみました。
Google Docsで作ってみました

自分で言うのもなんですが、こんなに転職を繰り返しているにも関わらず、まぁよくドロップアウトしないで生きているよなと呆れんばかりの内容に目を覆う次第です...
では、仮に転職せずにいたら自分はどうなっていたのか、(一部想像も含みますが)以下に考えてみました。


  • 初勤務先」に書いたゲーム会社で、給与遅配があっても残っていたら、今でもゲームの世界にいたでしょうか?今振り返ってみると、当時と今のゲームプラットフォームはまるで別物で、正直残っていても、環境の変化に付いていなかったんではないかと...しかしそれ以前に、当時就職した会社は、もう既になくなってしまった様です(googleで検索をしたところ、2000年位までは細々とゲームを出していたようなのですが、それ以降は全く社名がヒットせず)。
  • 転職2回目」で書いた、インストラクターの仕事をしていた派遣先にそのまま就職していたらどうなっていたか?いまでもたまに当時の同僚と飲んだりしてますが、こちらも既にその研修事業をしていた部門が無くなってしまい、今は皆同業他社でそれぞれ仕事をしています。
  • さらに「転職3回目」で書いている、その後に就職したSIerの営業譲渡先買収先にそのまま踏みとどまっていたら?こちらも当時一緒に仕事をしていたメンツとfacebookでつながっていますが、未だ買収先に留まっているのはごく数名のようです。この買収先は、社員の流動性が激しい事で業界内でも有名ですので、さもあらんのですが。
  • その次の「転職6回目」に書いた外資系パッケージは?この会社は結局営業権を奪われ、1年経たずに無くなってしまいました。「日本人アウェーの仕事場」に書いた当時の感が当たってしまったのです。
  • 最後の「転職7回目」に書いたネット金融の会社はどうでしょう。こちらは「【ラストチャンス?】35才を目の前に再度の転職活動【無謀?】」で書いたように、自分が転職するタイミングで係長から次長までの中間管理職の社員が多数退職した事が相応のインパクトだった様で、無理矢理詰め詰めで仕事をしなければならない事態は明らかに減ったと聞きました。その代わり給与体系もセットで改められ、業績連動でボーナスに上乗せされていたインセンティブがごっそり削られてしまい、今もその会社に残る社員が「年収が100万以上下がった」と嘆いてました。

ということで、この結果から行くと、自分が選択しなかった「もう一方の道」を歩んでいたとしても、その後転職せずにずっとその会社に勤め上げていられたか、微妙な感じとなりました・・・


■自分の選択は正しかったのか?

このように振り返ってみると、今までの転職は、その回数にもかかわらず一見うまく行っているように見えるのですが、実際にはそもそもblogのネタに書いて来た通り相応にしんどい思いをして来た訳で、「選択を間違ったー(涙)」と後悔するところまでは思わないまでも、「もっと楽な生き方が出来たんではないか...」と思う事は多々ありました。

転職履歴」のページに読んで頂くと分かるのですが、大概の場合、「職場の元同僚や先輩等の紹介」と「年収Up」が転職を決意する最後の一押しとなっています。
なので、「自分から楽が出来ない方に進んでいるだけだろ」と言われてしまえばそれまでなのですが、自分としては、むしろどちらかというと、より良い環境を求めて転職をしたはずなのに、「なんで自分がこんな目に...(涙)」と思う事の方が圧倒的に多かったと思います。

しかし、きっかけが「職場の元同僚や先輩等の紹介」と「年収Up」だっただけに、「しんどい思い」をしても、よほどの事が無い限り、すぐに仕事を辞めるような真似は出来ません。
ではどうしたかというと、「仕事を紹介してくれた人、また自分を年収Upという形で買ってくれた人の顔に泥を塗る事の無い様に必死にもがいてたら、気付いたときには足が着くところまで流れ着いてましたというパターンで何とか乗り切れた事が多々あったのです。

自分の場合、このようなメンタリティは「結婚してパートナーとの生計を立てる」「生まれた子供を養い、育てて行く」というライフイベントにより更に増強されました。特に結婚後は、職場の同僚に「お前それまでと比べたら別人だ」と言われましたね...(じゃあそれまではどう見えてたんだオイ、という突っ込みは置いておいて)。


■気がついたら、いつの間にか流れに乗っていた

振り返ってみると、自らが目標を立てて達成するといった能動的なものではなく、どちらかといえば周りの流れに必死に遅れぬ様していたら、いつの間にか自分も流れに乗っていたといった具合に、受動的に事が進んだ方が圧倒的に多かったと思います。

例えば、「続いての派遣のお仕事 インストラクター」で書いた、派遣でインストラクターの仕事を紹介されたときには、それまで大勢の人前に出て話をしたりした経験は小学校の学芸会くらいなもので、全くをもって自信はありませんでした。
それまではプログラマーとしてやって来た事も有り、「インストラクターなんてあり得ないだろ普通」と考え一蹴する事も出来ました。しかし「続いての派遣のお仕事 インストラクター」に書いたようにそれまでの派遣先は契約終了となってしまった為、やむを得ず話に乗っかったところ何とかなってしまい、その後5年近くインストラクターとして仕事をし、またこの間にスキルを積む事も出来たのです。

また、「転職7回目」で書いたネット金融の会社も、勤めている間は両手で足りないくらい「辞めてやる」と考え、在職中はリクナビNextのレジュメもマメにマメに更新してました(笑)。
しかしこちらの職場でも、その職場のペースに何とか乗っかって仕事をしていた事で、これが限界と思うまでの8年間のうちに、それまでに無かったスピード感で仕事を纏めたり、億のオーダを超える予算をコントロールしたりと、他では得難い経験を得られました。そして自分が限界を感じたときに、そこで得た経験が他の職場に転職をする際に声をかけてもらうきっかけとなったのでした。


■自分の選択が「流れに逆らう」ものでないか、考えてみる

揺るぎないこだわりや理想があり、自分の思いを貫ける人はある意味最強で、その場の流れに逆らってでも、自らの道を切り開いて行くパワーがあるのではないかと。
恐らくそのような人たちが会社を立ち上げ経営者として成功していくのでしょう。

が、自分のようなこだわりや理想もない(あってもレベルが低い)凡人は、一度転職先に身を投じたら、自分の身の回りの「流れ」に逆らって溺れてしまうより、一旦乗りかかった船だと腹を括り、うまい事流れに乗れるよう限界までもがいてみて、力つきそうになったら別の流れを探すくらいの方が、転職先選びがどうであれ、うまく人生を渡れる可能性が高まるのではないかと思う次第で。

ただ、歳を取るごとに新しい流れに乗る事自体がしんどくなって行くのも事実です。歳を取れば取るほど、ある程度流れに逆らってでも進んで行く力が求められてきます。今回のテーマと年齢の関係について、もう1つ投稿をする予定です。


ここまでご覧頂き、有り難うございます。
当エントリを含め、これまでの転職履歴で得た経験から、仕事に向かい合う為に必要なテクニックや、メンタリティ・思いを抽出し、「お仕事サバイバル」のページにまとめました。
また、「お仕事サバイバル」のネタ元となる、就職からアラフォーの現在に至るまでの8回に渡る転職履歴について、「転職履歴」のページにまとめています。 
それぞれ、あわせてご覧頂けますと幸いです。

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