こんにちは、先日の投稿のすぐ後で、会社から「自転車通勤」にダメ出しをだされ、へこんでおります。
そんなネタ枯渇の危機もあり、年初に「今年の抱負(blog投稿予定など)」で宣言した「転職ノウハウ」に関する記事にもぼちぼち手を付けて行こうかと思います。
さて、なかなかハードなタイトルではじまるこの投稿ですが、その理由は下の表を見て下さい。情報の出元は総務省の労働力調査に関する統計情報で、年齢階級,収入の増減別転職者数(注意:Excelファイル直リンク)から情報抜粋しています。
では早速中身を確認して行きましょう。
注)
1.[ ]内の実数及び割合は,岩手県,宮城県及び福島県を除く全国の結果
2.転職者とは就業者のうち前職のある者で,過去1年間に離職を経験した者
3.割合は,収入の増減別内訳の合計に占める割合を示す。
こんなところで震災の痕を見る事になろうとは...
さてお話を元に戻しますが、まず過去5年間の推移で特質すべきポイントが2点あります。
ということで、直近2年は震災が影響している事もありますが、それにしても過去5年で転職する人自体が2割も減り※、そんな中転職で収入を落としている人もジワリと増えており、転職市場全体を見ると今は転職に決して良いとは言えない状況である事がお分かり頂けると思います。
※中途採用求人数自体が減少していることが主要な要因と推測されます
こちらも以下に着目すべきポイントを記載します。
自分は今までの転職で基本給が下がった事は一度もありませんでした(ボーナスは業績連動型の職場が多かったため、その歳の収支で上下していました)。しかし、もはやそのような人は少数派である事が、この情報からよーく読み取る事が出来ました。
例えば、自分の収入が業界水準より不当に安いと思われる方は、3割程度存在する「転職による収入増加」組に入る事が出来る可能性がありますが、既に業界水準または水準以上の収入を得ている方は、4割近い確率で年収Down、良くて現状と同程度と考えておいた方が良いという事です。
自分も「【中間報告】転職サイト登録・更新状況」の投稿で、全然オファーが来ねーよとぶつくさ書き込んでいますが、これは学歴からすると水準以上の高収入である事と、管理職の立場のままでの転職を希望していることが原因だろうと考えています。
一方で、検索やオファー上位の方は、職歴や担当する職務内容と比べ、往々にして現状の年収が低く見えます。
参考までに、以下にリクナビNextのスカウトランキングを転載します。年齢層は20代後半から30代前半、年収は10件中8件が500万以下となっていますね。
今はリサーチもかねての転職活動で有り、収入等諸条件が良い具合の転職先候補が見つからなくても正直そんなに焦りはありませんが、例えば会社潰れましたなどの回避不能な状況が発生した日には、かなり追い詰められてしまうんでしょうね...。
次回は、今後の転職市場の先行きに関する公開資料をネット上で見つけましたので、その内容を読み解きながら、今後の転職に対するスタンスを考えて行きたい思います。
そんなネタ枯渇の危機もあり、年初に「今年の抱負(blog投稿予定など)」で宣言した「転職ノウハウ」に関する記事にもぼちぼち手を付けて行こうかと思います。
さて、なかなかハードなタイトルではじまるこの投稿ですが、その理由は下の表を見て下さい。情報の出元は総務省の労働力調査に関する統計情報で、年齢階級,収入の増減別転職者数(注意:Excelファイル直リンク)から情報抜粋しています。
では早速中身を確認して行きましょう。
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※表はクリックで拡大します。 |
1.[ ]内の実数及び割合は,岩手県,宮城県及び福島県を除く全国の結果
2.転職者とは就業者のうち前職のある者で,過去1年間に離職を経験した者
3.割合は,収入の増減別内訳の合計に占める割合を示す。
■統計上の転職者数は減少、転職に伴い収入減となった人は増加
この表は、平成23年から過去5年間の転職者に関する推移を実数(万人)と割合(%)で記載していますが、平成22年度までの過去4年分と、平成22年から23年の直近2年分の情報が分別表示されており、「注)1」に記載の通り、直近2年分の情報は主に昨年の震災で大きな被害を被った3県が除外されています。こんなところで震災の痕を見る事になろうとは...
さてお話を元に戻しますが、まず過去5年間の推移で特質すべきポイントが2点あります。
- 転職者総数は過去5年で減少傾向で有り、平成23年度は5年前と比べ、約73万人(2割程度)減少している(表の背景が黄色の部分)。
- 転職者総数のうち、転職により収入が減った者の占める割合が、過去5年で増加傾向で有り、平成23年度は5年前と比べ、5%程度増加している(表の背景が紫色の箇所)。
一方で収入が増えた者は4%減少、収入がほぼ同じの者はほぼ同じ割合で推移。
ということで、直近2年は震災が影響している事もありますが、それにしても過去5年で転職する人自体が2割も減り※、そんな中転職で収入を落としている人もジワリと増えており、転職市場全体を見ると今は転職に決して良いとは言えない状況である事がお分かり頂けると思います。
※中途採用求人数自体が減少していることが主要な要因と推測されます
■アラフォー世代の4割弱は転職で年収が減少
また、直近の1年分は世代別の明細が掲載されています(表の背景が緑色の箇所)。こちらも以下に着目すべきポイントを記載します。
- 転職者数が最も多いのは25〜34歳の78万人。35〜44歳の62万人、15〜24歳の50万人がこれに続く。
- 転職により収入増となったセグメントの比率が最も多い世代は15〜24歳のみ。その他の世代は皆転職により収入減となったセグメントの比率が高い。
- 2.のなかでも、35〜44歳の世代は、転職により収入減となったセグメントが全体の4割弱を占める(ざっくり言うと、10人中4人弱は、転職したら収入が減ったという事です)。
自分は今までの転職で基本給が下がった事は一度もありませんでした(ボーナスは業績連動型の職場が多かったため、その歳の収支で上下していました)。しかし、もはやそのような人は少数派である事が、この情報からよーく読み取る事が出来ました。
■自分の年収が不当に安いと思う人はチャンスだが、それ以外の人は...?
詳細は別途投稿する予定ですが、目下の転職動向は持ち直しの兆しが見られるものの、過去5年の傾向を覆す勢いまでには至らない様に見えます。これから転職を検討する方は、そもそも不利な状況下で転職活動を強いられると腹を括る必要があると考えます(一部業績が好調な業界を除きます)。例えば、自分の収入が業界水準より不当に安いと思われる方は、3割程度存在する「転職による収入増加」組に入る事が出来る可能性がありますが、既に業界水準または水準以上の収入を得ている方は、4割近い確率で年収Down、良くて現状と同程度と考えておいた方が良いという事です。
自分も「【中間報告】転職サイト登録・更新状況」の投稿で、全然オファーが来ねーよとぶつくさ書き込んでいますが、これは学歴からすると水準以上の高収入である事と、管理職の立場のままでの転職を希望していることが原因だろうと考えています。
一方で、検索やオファー上位の方は、職歴や担当する職務内容と比べ、往々にして現状の年収が低く見えます。
参考までに、以下にリクナビNextのスカウトランキングを転載します。年齢層は20代後半から30代前半、年収は10件中8件が500万以下となっていますね。
総合ランキングTOP10
職種/年齢/年収/業種 | オファー受信数 | 検索された回数 | ||
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| 8274回 | ||
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| 7716回 | ||
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| 7548回 | ||
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| 4668回 | ||
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| 7084回 | ||
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| 9859回 |
今はリサーチもかねての転職活動で有り、収入等諸条件が良い具合の転職先候補が見つからなくても正直そんなに焦りはありませんが、例えば会社潰れましたなどの回避不能な状況が発生した日には、かなり追い詰められてしまうんでしょうね...。
次回は、今後の転職市場の先行きに関する公開資料をネット上で見つけましたので、その内容を読み解きながら、今後の転職に対するスタンスを考えて行きたい思います。
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