本日インターネッツ上を賑わしたこちらのネタへの雑感を↓
ミクシィ、身売りを検討 - 日経ビジネスONLINE
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20120514/232015/
myspace自体は今もサービスを継続しているものの、以下の記事を見ると2009年にはfacebookとの勝負はついていた様です。
mixiについて振り返ってみると、サンシャイン牧場のHitあたりの頃が、メディアの話題に上るピークだったような。
※wikipediaより参照
ミクシィ、身売りを検討 - 日経ビジネスONLINE
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20120514/232015/
■myspaceの「いつか来た道」?
mixiは、2004年2月にサービスを開始※してから9年目。myspaceより長持ちしたものの、同じような道を辿っている様に見えるのは自分だけでしょうか。myspace自体は今もサービスを継続しているものの、以下の記事を見ると2009年にはfacebookとの勝負はついていた様です。
- (2009/06/18)毎日50万人増加する驚異の Facebook、それに対する世界の勝ち組 SNS は?
- (2009/06/25)世界の勝ち組 SNS、その具体的な機能一覧やオープン化の対応状況
mixiについて振り返ってみると、サンシャイン牧場のHitあたりの頃が、メディアの話題に上るピークだったような。
※wikipediaより参照
■実名登録のハードルは高いものの、その後はfacebookの方がいろいろラクチン
ここからは、SNSに対する素人観点※での所感です。
※自分は基本属性人見知りなので、あんまりSNS使い込んでいないです...
最初にmixiを一巡りして「それまで流行っていた日記サイトに、パソ通時代のniftyのコミュニティをくっつけた」様に感じられ、正直「これってそんなにスゴいの?」と思う事然りでした。
友達になった人の日記やコミュニティの更新が、企業内ポータルサイトののりでログインする度に纏まって表示されるのは面白いなと思いましたが、足跡機能は誰だが知らん人が覗きに来てるのはビミョーな感じでした。
なので、登録してからしばらくは知人を検索したり等、週に2〜3回はログインしてましたが、半年経たずにメールでも届いていない限り、殆どログインしなくなってしまいました。
mixiですらこんな関わり方だったので、モバゲー、GREEには今まで殆ど関わった事がありません(当然アカウントもなし)。ゲームも全然面白そうに思えなかったし。
そんな感じで、ここ最近までSNSとの距離が絶望的に遠い自分でしたが、昨年の冬に複数の知人から立て続けに「呑みの連絡にfacebook使ってるから、おまえもアカウント登録しとけ」※と言われ、冬休みに渋々facebookデビューとなりました(本当は実名登録が嫌だった...)。
※ちなみにこの時点でmixiの話は全く出て来ませんでした。呑みの連絡くらいだったら別にmixiでも全然問題ないのに。
で、facebookの使い心地を改めてmixiと比べてみると、facebookの方がいろんな意味で全然楽なのです。以下一例を。
1.知人とつながるのがラク
一回登録すると、その後ログインする度に「あなたの知り合いですか?」と何かするたびにリコメンドリストが表示される(push型)。
これがなかなかうざいんだけど、mixiの様に自分で検索掛けて探す(pull型)のに比べたら遥かに楽であり、また自分で検索ワードに思い浮かばないような「知り合い」も調べて表示してくれる。
2.ライフログを記録するのがラク
mixiのライフログを記録する体裁は「日記」なので、何か書くには日記体裁でガッツリ書き込まなければならないような気分になるけども、facebookでは「今何してる?」という軽いノリなので、twitterに近い感覚でその場で思った事を勢いでごくごく短く記録する事にあまり躊躇しないで済む。
またfacebookは、気に入ったwebサイトの記事が「いいね」ボタン押すだけでシェア出来たり、写真のuploadや位置情報記録(foursquareなどのジオ系サービスとの連携含む)、などライフログを記録する上で価値の高い付加情報をいとも簡単に記録する事が出来、最近移行が行われたタイムライン表示で記録内容が時系列に整理された形で簡単にブラウズ出来る。
3.コミュニケーションがラク
mixiだと、コミュニケーションには何らかの「文」でのやり取りが必要になるが、facebookだと「いいね」ボタンを押しておけば済む。これがコミュ障の自分には非常にラクで、相手に自分の思いを伝える為に「文」を考えなければならない事に比べれば、心理的なハードルが極めて低い。
4.会った事の無い人とつながる際の「相対的な」安心感の違い
(1.と関連する話ではありますが)mixiでは知人ではない人とコンタクトする場合の相手のプロフィールが、何処まで信用出来るか極めて疑わしい(特に完全招待制を止めた後)。facebookとて、プロフィールを完全に信用出来る訳ではないが、実名登録制であることがからmixiに比べればまだ信用出来る余地はあると思われる。
ということで、facebookがfacebookたる所以の「実名登録」と「友達リコメンド」、「いいね」ボタンが、SNSとしての最強ツールになっており、これらの機能に今のmixiのスペックでは歯が立たないのではないかと。
■似たようなものが2つあったら、使い心地の良い方しか使わなくなる
もし上記に挙げた楽な部分をmixiがfacebookに先駆け実装していたら、また違った展開だったんではないかという気がします。先に挙げたmyspaceも、国内で使っている人のblogを見てみると、どうにも使いづらくて人が離れて行った様に見えますので。
結局同じようなサービスが複数あったら、元のサービスを使い続けるベネフィットが無いと、段々使い易い方に流れて行ってしまうのはごくごく自然の摂理の様に思えるのです。
特にWeb上のサービスでは、金品財産を預けている訳ではないので、知人が移れば割と簡単に皆そっちへ引きずられて行きますよね。「facebookおもろい!」とIT関係のアーリーアダプター層が食いつき、Web上で賛否両論を拡散すればなおの事ではないでしょうか。facebookの場合は実名登録が散々ニュースになりましたので、良い宣伝になったのではないかと。
なので、facebookを始めて、既に知人がfacebook上に存在するような状態であれば、mixiイラネという状態になってしまうのは、もう止む終えないのではないかと思うのです。
ちなみにtwitterは匿名でゆるーい繋がりにfitするスペックであり、またモバゲーやGREEはすでにSNSではなくソーシャルゲームのプラットフォームで有り、ライフログを記録しそれを媒介にコミュニケーションを取るようなスペックになっていない事から、もはやmixiとは別カテゴリのサービスの様に感じられますので、当面はそれぞれ個別に生きて行くんでしょうね。
5年後どうなっているか、全く予想がつきませんが。
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